【2017年夏】本格化する日本三大祭りの祇園祭でのインバウンド対応

7月に入って、ようやく夏本番になってきました。アドリンクのオフィスがある京都ももう夏真っ盛りです。夏には色んなイベントがありますよね。京都の夏といえば、やはり祇園祭でしょうか。毎年、7月になると日本人も外国人もたくさんあふれます。今回はその祇園祭でのインバウンド対応について書きたいと思います。

祇園祭とは

ユネスコ無形文化遺産に登録されている日本三大祭りの1つです。京都で毎年7月に行われる祇園・八坂神社の祭礼で、始まったのは平安時代の869年からという大変歴史のある祭りです。祇園祭といえば、山鉾巡行や歩行者天国になって出店がたくさん出る先祭宵山を思い受けべる方が多いかと思います。しかし、実は祇園祭は7月1日から31日までの1ヶ月間続きます

祇園祭での訪日効果

2017年度の外国人数

出典:訪日外客数(2017 年 1 月推計値)

日本全体で見ると、7月は訪日外国人が1年で1番多い月なのがわかります。7月が多い理由はやはり、「夏祭り」でしょう。花火や出店、浴衣など日本人でも惹かれるイベントごとです。去年は円高の影響もあり、なかなか伸び悩んでいましたが、今年はそんなこともなく、順調に訪日外国人数の過去最高を更新し続けています。

京都市外国人宿泊数

出典:平成28年 京都観光総合調査について

京都市についても、去年は先ほど同様に円高の影響もあり、7月は伸び悩みやや平成27年よりも少ない結果になりま、全体でも平成27年と平成28年はほぼ変わりませんでした。しかし、今年は日本全体での話と同様に市場が荒れていないため、順調に伸びることが予想されます。そのため、京都の夏を代表とする祇園祭では今まで以上の訪日外国人が想定されます。

増加する訪日外国人に対応

増加する問題

やはり問題になるのは言語の壁です。京都市が行った京都観光総合調査でも「英語を話せる人が少ない」という声が大きかったとありました。混雑する祭りではすり被害に遭ったり、飲酒によるトラブルに巻き込まれたりする外国人も出るかもしれません。その際に言語がわからなければ対処のしようがありません。また、ルールやマナーがわからず、出てはいけないところに出てしまったり、事故が起きる可能性がありました。

京都府警が「通訳部隊」

7月1日から始まる祇園祭に合わせて、京都府警が「通訳部隊」を結成しました。祭りなどの警備の際に、急増している訪日外国人をトラブルから退け、京都の夏の風物詩を楽しんでもらうための対策です。

昨年は約50人の語学が堪能な警察官が「指定通訳人」として活躍しました。

今年は、語学が得意な警察官を増員する予定で、英、中、韓、仏語とベトナム語を話せる指定通訳人約10人による特別部隊を結成されます。稼働は山鉾巡行がある7月17日(前祭)と24日(後祭)の予定です。

時代祭でもインバウンド対応

さきほどの祇園祭や葵祭を合わせて、京都三大祭りの1つである時代祭でも外国人が増え始めた時から対応が進んでいます。その事例をさらっと見ていきましょう。

施作前(2015年以前)

2015年以前は英語でチケットを買えるWEBサイトがなかったため、流動的なチケット引き換えができませんでした。そのため、行きたいにも関わらず行けない外国人がたくさんいました。

施作後

施作後は英語でWEBサイトから購入が可能に。さらに外国語対応のコールセンターがあることで、トラブルも未然に防ぐことができました。そのため、専属の受付や外国語対応の人員を適正に配置することができ、満足度アップやリピーター増につながりました。

まとめ

今後さらに拡大するインバウンドに伴って、このような対策が急速に取られています。

少し前までは日本国内で外国人を見ることもそう多くはありませんでした。しかし、最近はいたるところに外国人があふれ、それが普通になっています。日本もようやく国際化してきた証拠ではないでしょうか。

これから日本人人口が減ってきた時に、日本人だけをターゲットにしていては食べていけない時代が来るかもしれません。そうなる前に、今このタイミングで外国人への対応ができるようにしておく方が良いでしょう。

 

参考記事:
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20170629000047

http://www.asahi.com/articles/ASK6G5VD9K6GPLZB013.html