【成功事例】ハラール対応で成功している飲食店5選

訪日外国人観光客は年々増加を続けており、国内での受け入れ態勢の準備が問われていますが、中でも重要度が高いものがハラール対応です。

ハラールとは、イスラム法で許された項目を意味するアラビア語で、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指しています。

多くの日本人にとっては耳なじみが薄いハラールですが、ムスリム(イスラム教徒)観光客が全訪日観光客の5%を占める勢いで増加している中、ハラールについて正しい認識が必要になっています。

そもそもハラールとは?

キリスト教についで世界で2番目に信者の多いと言われている宗教・イスラム教では豚肉やアルコールの飲食が禁じられています。これについての認知度は高いのですが、実は牛・鶏・羊などの肉類も、イスラム教の教義に則った処理が必要で、それ以外の方法で処理されたものについては摂取が禁じられています。

日本では、料理そのものの材料に豚肉やアルコールが使用されていないとしても、醤油やみりんなど日本で用いられる調味料にはアルコールを含むものが少なくありません。また、ヨーグルト等は製品によっては豚由来の成分が含まれていることもあるので注意が必要なのです。

ハラール対応している飲食店はムスリムへのアピールに成功

訪日外国人観光客の旅行の目的の中には日本食を楽しむことが当然含まれているはずですが、ムスリムにとっては食べられない料理も多く、かなり選択肢が限られてしまうのが現状です。
そんな中、ムスリムにも日本食を楽しんでもらいたいとハラール対応を実施している飲食店を5件紹介します。

浅草 すし賢

※写真はイメージです。

訪日外国人が考える日本を代表する料理といえば寿司は上位に入ることは間違いないでしょう。
磨き上げられた職人技と素材の味を引き出すための様々な工夫を長年積み上げてきた寿司は日本の食文化の結晶と言えます。
東京で最初のハラール寿司屋、「浅草すし賢」では料理に使われるすべての材料(醤油、酢、米、ガリ、肉など)はハラール認証を得たものを使用し、イスラム教徒の方が安心して全てのメニューを楽しむことができます。

帆のる 恵比寿

※写真はイメージです。

ニューヨークやアジア等、海外にも進出して繁盛店が多数でている料理と言えばラーメンです。
恵比寿駅近くで連日多くの観光客が行列を作っているラーメン店・「帆のる恵比寿店」は大阪に本店を構えるハラール対応のラーメン店です。
人気メニューのパクチー麺は、特徴的な鶏白湯スープのあっさりした味に、たっぷりと盛られたパクチーの風味が加わり、東南アジアのテイストも感じることができるラーメンに仕上がっています。

あげたての味 天亭 成田国際空港第2ターミナル店

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季節の素材を軽い食感で楽しめる天ぷらと蕎麦を中心に天丼、小料理、膳物等のメニューで日本の代表的な味わいを楽しむことができる「あげたての味 天亭」は多くの訪日外国人観光客の窓口となる成田国際空港第二ターミナルに店舗を構え、帰国の前にハラール対応の食事がしたい、というニーズを叶えるためにハラール認証を取得し、伝統的な和食を調理しています。

七輪焼肉 牛門

※写真はイメージです。

東京都内で外国人観光客に意外な人気スポットとなっている渋谷のスクランブル交差点ですが、その渋谷にあるのが焼き肉店として初めてハラール認証を取得した「七輪焼肉 牛門」です。
日本の古民家で炭火で焼く香ばしい焼肉がハラール楽しめるこのお店は45席に加えて個室も用意しているので、団体での来店も可能です。

京都嵐山 良彌(よしや)・新宿店

※写真はイメージです。

新宿駅構内の「京都嵐山 良彌(よしや)・新宿店」は京都の本店同様にハラール認証を受けていて、ムスリムが安心して食べることができる3種類の『ハラール御膳』を味わうことができます。
「京都嵐山 良彌」のハラール御膳はハラールを和食に取り入れ、より多くの人に楽しめるようにするという志が形になったものと言えるでしょう。

まとめ

今回紹介した5件のハラール対応料理店を見てみると、提供している料理のジャンルによってハラール対応する際の難易度にばらつきがあり、どこまで対応するかというアプローチも店によって違いがあります。
これからも増えることが期待されるムスリムへのおもてなしを考えた場合、まず出来ることはハラールに関する理解を深めることとメニューの多言語対応、使用材料の明記ではないでしょうか。
また、対応が難しいだけにしっかりとハラール対応することでムスリム御用達の店として認知される可能性もあります。