単なる観光動画では意味がない?海外人気YouTuberを使った戦略

動画を配信して収入を得るYouTuberが様々な企業のプロモーションを行い、様々な事例が出ていますが、外国人インフルエンサーを使ったインバウンドプロモーションが注目を集めています。
海外向けのプロモーション動画をYouTubeで配信する場合と外国人YouTuberを使ったプロモーションの違いに注目しながら事例を見ていきましょう。

日本を紹介する人気YouTuber

英語圏への絶大な影響力!サイモン&マルティナ

チャンネル紹介

主に食を中心とした動画配信で知られるカナダ人夫婦、サイモン&マルティナはチャンネル登録者数130万人、累計の動画再生回数は4億回を超える超有名YouTuberです。主な視聴者は北米で、韓国で成功を納めたのちに日本に移住しています。特に有名な動画には寿司屋での体験動画「鮨 さいとう」が約800万再生を記録しています。

PR動画の事例

数年前から日本在住となっている2人が所属するコンテンツ制作会社・ブレイカー(東京・港区)がサイモン&マルティナ他4組のYouTuberを起用して手掛けた会津若松市のPR動画は2017年までに4人の総再生回数200万回を超え、2人の動画だけでも40万再生を超える人気ぶりです。会津若松市の観光名所や温泉の楽しみ方、グルメ等の魅力を英語圏にアピールすることに成功しています。

フランスへの影響力のあるYouTuber、Ichiban Japan

チャンネル紹介

Ichiban Japanはフランス人のメインキャラクター「ギギ先生」が一人で日本のいたるところを旅して回るYouTuberです。動画自体はドキュメンタリー形式で少し長めの20〜40分ほどの動画になっていて、日本人にはないフランス人視点でガイドブックにはない体験がフランス人に受けています。最も再生された「Une journée dans un LYCÉE AU JAPON」は日本の学校の日常を動画にしたもので、約150万再生となっています。チャンネル登録者数は16万人とそんなに多くはないですが、再生数はかなり稼いでいる印象です。

フランス向けには最適

日本文化への興味が高いフランスマンガやアニメ等のPOPカルチャーだけではなく、伝統的な日本文化への興味が世代を問わず高いことで知られるフランスですが、訪日客数も年々増加しています。そんなフランスでマスメディア出演や講演会などもこなし、実際に彼が取り上げた場所などはフランス人が検索するとかなり良い検索順位になっています。

“外国人目線で捉えた日本”が面白さのポイント

動画を使った観光プロモーション、という発想は特に新しいものではなく、自治体や各企業がそれぞれにプロモーション動画を作り、YouTubeや自社のウェブサイト等の媒体を使って配信していますが、従来のプロモーションが日本人が考える各地のセールスポイントを紹介する作りになっているのに対し、

今回取り上げた事例に共通して言えるのは“外国人から見た日本の姿”を配信しているという点です。

文化や習慣の違いから生まれるギャップを感じることができる外国人だからこそ生まれる着眼点や面白さが同じ文化を共有する自国の人々にも伝わり、日本人は気が付かない日本の魅力を探し当てることに成功しているのではないでしょうか?
外国人YouTuberやインフルエンサーを起用した海外向けプロモーションは今後も活発化しそうです。

参考:https://j.sankeibiz.jp/article/id=1891