【ニッチ戦略】大阪が訪日外国人のゲイ向けのウェブサイトを運用開始

性的マイノリティ(LGBT)に対する理解が進んでいる欧米と比較するとまだまだ大きな声では言い難いというのが日本ですが、インバウンドの中にはLGBTも多く含まれています。
将来に渡り多くのインバウンドを受け入れていくにあたり、LGBTへの訪日旅行を提案する試みを大阪観光局が始めています。

ゲイ向けのウェブサイトを立ち上げた大阪

 

多くのインバウンドで賑わう大阪ですが、市内には約150軒のゲイバーがあり、
日本でも最大規模のゲイイベントが開催されている都市でもあります。

そこで大阪観光局が立ち上げた「VISIT GAY OSAKA」は大阪市内のゲイバーを好みに合わせて紹介、
LGBTが訪日旅行を楽しむためのイベント情報を掲載しています。

日本と欧米のゲイバーの違いは?

日本でゲイバー、というとカウンター席でお酒を飲みながら会話を楽しむ、というスタイルが一般的ですが、
欧米や海外でゲイバーというとナイトクラブのように踊れるような店内でお酒を飲みながらパートナーを見つける、という楽しみ方をする店が多くといいます。

「VISIT GAY OSAKA」ではこのような日本スタイルのゲイバーにインバウンドが来店した際にわかりやすいように料金システムを解説し、
外国語での対応が出来るかどうかを掲載する他、各店にどのようなタイプのゲイが集まるのかというような特徴を掲載することで初めての店でも楽しめるようにという配慮がなされています。

マイノリティを受け入れる側も理解が必要

このようにLGBTを顧客として営業しているゲイバーはLGBTへの理解がありますが、ホテルや旅館、レストランや観光地等、一般の人同様にLGBTも様々な場所を訪れます。
しかし、受け入れる側にLGBTに対する理解がなく、偏見の目を向けられ傷ついた、というケースもあると訪日LGBTに向けたメディア運営などを手掛けているアウト・ジャパンの小泉伸太郎社長は語り、受け入れる側にもLGBTに対する理解が必要であると訴えています。

ニッチ層に向けたプロモーションの好事例

ゲイに向けたサイト、というと興味本位で注目されるという部分もあるかもしれませんが、ニッチ層へ向けたインバウンドプロモーションという視点で見た場合、非常に強くアピールすることが出来そうです。
同サイトではゲイバー情報だけではなく、周辺の観光情報等も掲載することから、ゲイバー情報をきっかけに観光情報を伝えるなど、ターゲットを絞りこんだ上で適切な情報を発信することが可能になるのではないでしょうか?

まとめ

今回はゲイというニッチ層へ向けたウェブサイトをテーマとしましたが、特定のターゲット、という意味では仙台空港の礼拝室等、宗教的な事情で必要な施設を設置しているという情報等をムスリムに向けて発信する等することでインバウンド誘致のきっかけを作れると思います。
大阪観光局のLGBTへ向けた試みは様々な方面に応用が可能な、インバウンド誘致と地方創生の取り組みではないでしょうか?