2017年の訪日外国人数は2869万人と2016年の2400万人を更新し、過去最高を記録しました。
2020年の目標である4000万人も現実的な数字に見えて来ましたが、昨年も特集した世界ランキングの2017年度版をまとめてみました。
昨年と比較してどのような違いがあるのか、順に見ていきましょう。
コンデ・ナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)
世界で最も魅力的な都市(Best Cities in the World)ランキング
1位 東京
3位 京都
昨年の同ランキングでは1位が東京、2位が京都とワンツーフィニッシュを飾りましたが、2017年度のランキングでは1位は東京が連覇したものの、京都は3位と一つ順位を落としています。 2位にはオーストリアのViennaがランクインしています。
米国の大手旅行雑誌『コンデ・ナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』は高所得者を読者に持つ米国大手旅行誌の一つであり、高品質の旅行、ホテル、レストラン、買い物 などに関する最新情報を掲載し月間発行部数は約 81 万部にものぼる。読者の人気投票による、リーダーズ・チョイス・アワードは、28,000人以上の読者投票により、都市、島嶼、ホテル、リゾート、航空会社、レンタカー会社、クルーズの各分野で、リーダーズ・チョイス・アワード(Readers’ Choice Award)と呼ばれる賞を授与するものです。
トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)
ワールドベストアワード2017
4位 京都
ワールドベストアワードは読者投票によってランキングが決定されていますが、昨年6位にランクインしていた京都が二つ順位を上げ、2017年度は4位にランクインしています。
「トラベル・アンド・レジャー(Travel+Leisure)」は 100 万部近い売上げを誇る月刊旅行雑誌です。北米のリーダー層 が主な読者で,世界的にも強い影響力をもつと言われています。「ワールドベストアワード」 は同誌で 1995 年から始まった読者投票ランキングで,世界の観光都市やホテルクルーズ、 旅行会社、航空会社等のカテゴリに分かれます。
ロンリープラネット(Lonely Planet)
Best in travel2017
選外
前年のランキングでは日本が2位にランクインしていましたが、2017年度のランキングでは残念ながら選外となっています。
BEST IN ASIA
5位 長崎
アジアを対象としたランキングを見てみると5位に長崎が選ばれています。 長崎といえば2018年7月に世界文化遺産に登録されたことが記憶に新しいですが、鎖国時代の貿易から連なる異国情緒溢れる町並みやハウステンボス、雲仙温泉等の観光資源にも恵まれている街です。 また、第二次世界大戦での原爆投下によって世界的に知名度が高いこともあり、今後さらに人気の都市になる可能性を秘めています。 ちなみに前年の1位は北海道でしたが、2017年度はランキングから姿を消しています。 https://www.lonelyplanet.com/best-in-asia
トリップアドバイザー
世界の人気ランドマークのランキング
23位 伏見稲荷大社
京都のみならず日本を代表する観光地と言える伏見稲荷大社ですが、2017年度は前年の24位から一つ順位を上げて23位となりました。 世界基準で見ても訪れたい場所として定番になっていきそうですね。
アジアの人気観光地 TOP25
10位 東京23区
20位 京都市
同サイトの別ランキング・ベストディスティネーション トップ25では選外でしたが、アジアの人気観光地には10位東京23区、20位京都市になりました。 東京と一口にいっても多数の見どころがあり、何度訪れても新鮮な魅力を発見できるはずですので、改めてプロモーションをすることで更に海外に向けた訴求ができるのではないでしょうか?
まとめ
マスターカードが毎年9月に発表する世界渡航先ランキングですが、2016年度は東京が9位でにランクインしていました。 2017年度のランキングはまだ発表されていませんが、前年のランキングで成長率1位となっていた大阪が2017年度にどのような位置に来ているか、また、東京の順位に変動はあるのか等、興味は尽きませんね。