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アドリンク・シスコなど、京都のパブリックデジタルサイネージでデジタルOOH広告配信の実証実験を開始
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発表日:2020年1月27日
京都のパブリックデジタルサイネージをLIVE BOARD Networkに接続
デジタルOOH広告配信の実証実験を開始
Society5.0の実現に向け京都スマートシティ構想を加速
株式会社アドリンク(以下、アドリンク)、一般社団法人 京都スマートシティ推進協議会(以下、京都スマートシティ推進協議会)、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)、株式会社LIVE BOARD(以下、LIVE BOARD)の4団体は、京福電鉄嵐山本線(以下、嵐電)の嵐山駅と西院駅に設置されている2箇所のインタラクティブなパブリックデジタルサイネージを「LIVE BOARD Network」に接続し、デジタルOOH(以下、DOOH)広告の配信を行う実証実験を2020年2月1日から開始します。
嵐電嵐山駅、西院駅の駅頭には京都府が進める京都スマートシティ構想のもと、インバウンドビジネス拡大を目指し、「京都スマート観光プロジェクト」の一環として、パブリックデジタルサイネージが設置されています。訪日観光客に向け多言語での情報発信や、インフォメーションスタッフの乗換案内業務の効率化を目的に、バーチャルコンシェルジェとしての役割を果たすものです。このデジタルサイネージは「低遅延配信」と「多層レイヤー処理」が特長のCisco Visionを採用することにより、映像コンテンツによる多彩な表現を可能にするビジュアル性と、利用者が必要な情報を要求に応じて提供するインタラクティブ性を兼ね備えた、先進的な観光情報発信プラットフォームとして機能しています。
今回の実証実験では、2つのデジタルサイネージをLIVE BOARDが提供しているLIVE BOARD Networkに接続し、インプレッションベースでDOOH広告を配信・販売します。LIVE BOARD Networkでは、DOOH広告のアドネットワーク化により、手間なく小グロスで複数の面への掲載を実現しており、掲載期間や配信時間帯も柔軟に対応できることが特長です。インプレッションの計測には、デジタルサイネージに設置されたカメラでローカルセンシングデータを収集し、エッジAIボックスのIntel(R) NUCを使用して高速かつセキュアなエッジAI解析を実施することでDOOH広告の視認数の計測が可能となります。
【各団体の役割】
■株式会社アドリンク
・コンテンツマネジメントシステム(CMS)の運用・管理
・広告配信プラットフォームからの指示に従った、CMSによる広告面への広告配信
■一般社団法人 京都スマートシティ推進協議会
・広告面の運用・管理
・広告面に流通させる広告の承認
■シスコシステムズ合同会社
・本実証実験における全体調整
・デジタルサイネージの技術支援、ソリューション提供
■株式会社LIVE BOARD
・広告配信プラットフォームの運用・管理
・広告面で配信する広告の調達
・カメラによる視認数の計測
・屋内インプレッション計測モデル及び商用サービスの検討・確立
4団体では、この度の実証実験によりDOOH市場の拡大に向けた新たな価値創造に取り組むとともに、ICTを活用した京都府のスマートシティ構想をさらに推進してまいります。