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通訳・翻訳業界のこれからを考える〜自動翻訳技術は人間に取って代わるのか〜

記事の目次

  • 4月 12, 2017
  • 通訳・翻訳
  • 翻訳業界, 自動翻訳

4月7日にマイクロソフトがスカイプの日本語同時翻訳に対応したとの記事が話題になっていますね。

AIの台頭による自動翻訳の精度向上は目覚ましいものがあります。昔は全く使い物にならなかったGoogle翻訳も、今では簡単な文章ぐらいなら意味が通じるようになりました。

これらの翻訳ソフトやリアルタイムカメラ翻訳、ウェアラブル音声翻訳デバイスili(イリー)の発売など、人を介さない自動翻訳は今や世界中から注目を集めています。特に日本では訪日観光客の急増で、ここ数年通訳・翻訳関連のサービスに関心を持つ方も増えたのではないでしょうか。

 

アドリンクでは約40名の通訳・翻訳スタッフが在籍していて、性質上よく自動翻訳サービスと比較されることがあります。また、現時点では日本語に関してはまだ人間並みの翻訳は難しいとされてはいますが、将来は通訳・翻訳業界は全て自動翻訳に取って代わるのではないかと心配されることもあります。

人間による通訳や翻訳は本当になくなってしまうのか、年間約4,000件の通訳対応をしているアドリンクがこれからの自動翻訳と通訳・翻訳業界について考えます。

 

観光において通訳・翻訳が解決するもの

日本の通訳・翻訳関連サービスはインバウンド観光客が増加し始めた2012年頃から注目をされ始めたように思います。その当時はまだ飲食店に入っても外国語のメニューがないのは当たり前でようやく街なかで外国語の標識や看板がちらほら出てきたような記憶があります。ピクトグラムなんかもこの頃から注目され始めましたね。

あれから5年経った今、観光地の飲食店には外国語のメニューがあって当たり前、多言語を話すアルバイトスタッフも至るところで見かけるようになりました。彼らは今や日本経済に無くてはならない訪日外国人消費にとって、とても大切な存在です。

 

確かに彼らの仕事のいくつかは自動翻訳にとって代わることができるでしょう。それは予約を受け付けたり、注文をとったり、お会計をしたり…今でも機械で完全に自動化できている部分のみです。なぜなら彼らが本当に解決しているのは「言葉の壁」ではなく「コミュニケーションの壁」だからです。

 

 

自動化できない通訳・翻訳者の「コミュニケーション」

通訳・翻訳者は単に言葉をトレードしているわけではありません。文化の理解や、場面による言い回し、相手の感情への気遣い、それまでの文脈などを踏まえた上で、彼らの不安を安心に変える仕事をしています。

彼らはときにはアドリブで通訳内容にないことを話すこともあります。それは異なった文化の人たちを繋げる通訳者として当然のことです。

外国人観光客を見て、どうしてあんなことをするのだろう? と思ったことはありませんか? それは外国人観光客の方も同じで、こちらに対して不意に違和感や怒りを感じられることもあります。そのことをいち早く察知して、よりよい関係を築くことができるのは通訳者が「コミュニケーション」ができる人間だからです。

こっちの単語ではなくこっちを使おう、この言い回しではなく少しニュアンスを変えよう、できないと言い切るのではなく方法を探してみよう…。臨機応変に考えられてこそコミュニケーションではないでしょうか。

 

使い分けることが重要

私たちは基本的に自動翻訳は受け入れ側が使用するものではないと考えています。翻訳された言葉が本当に意味が合っているかがわからないし、間違った情報を伝えたことにも気づかない事態が一番怖いからです。

 

確かに無料の自動翻訳はとても便利です。ですから、自分が意味を理解できればよい場面ではどんどん利用すればよいと思います。お客様が持ってこられた商品の写真の中国語をGoogle翻訳で見てみる、といった使い方は即効性もあり最適ではないでしょうか。大切なのは使い分けです。

自動翻訳が通訳者・翻訳者の仕事を乗っ取る、ということでなく、将来的には完全に最適化された場所に住み分けるというのが私達の考える翻訳業界の未来です。

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