【2018年】インバウンドの取り組みに画策するテーマパーク

訪日外国人観光客にとって観光の目玉の1つといえばテーマパークです。各テーマパークは新アトラクションやイベントを武器に集客を狙っています。
それぞれの取り組みについて詳しく見ていきましょう。

独自色を強めるUSJ

アメリカ・ロサンゼルスやシンガポールにもあるユニバーサル・スタジオですが、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以降USJ)は映画にこだわらないオリジナルのアトラクション等の人気で知られています。

2017年の訪日観光客数は過去最高の200万人となったUSJですが、2018年春には新たに4つのアトラクションが訪日外国人観光客を迎えるべく準備を進めています。

完全な新アトラクションとなるのが世界で累計8000万部を売り上げる人気絵本シリーズ、「おさるのジョージ」をテーマとしたシアター形式のアトラクションです。その他開業当初からのアトラクションとして人気を集めていた「ウォーターワールド」を刷新する他、大人気映画「ハリー・ポッター」のアトラクションも刷新、リピーターへのアピールも忘れていません。
また、USJを代表するキャラクターとして定着した感のある「ミニオン」らが登場する夜のパレードもスタートの予定です。

2020年に向けた意欲を見せる東京ディズニーリゾート

東京ディズニーランド、ディズニーシーを合わせると2017年は約3000万人の来場客があったとされていますが、そのうち外国人観光客は6~7%となっており、やはり増加傾向ですが来場客全体としては2年連続で減少していることで新しいアトラクションやキャラクターの導入を検討しています。

具体的には2020年を目指して「美女と野獣」をモチーフとしたエリアや「ベイマックス」のアトラクションの建設に750億円の投資を行うことを発表した他、隣接した土地を活用して大幅に拡張する計画を進め、再成長を狙っている様子です。

サンリオピューロランドは中国人利用客向けに電子決済を導入

ハローキティに代表される世界的な人気キャラクターを持つサンリオは消費税免税サービス、12か国語対応テレビ電話通訳システムの導入等、インバウンド対応に以前から注力していますが、2016年には構成比10%となる17万人の利用があったとされ、特に増加が目立つ中国・台湾を中心とした訪日外国利用客の利便性向上を狙って電子決済「アリペイ」の導入を発表しました。

スマホを使ったキャッシュレス社会がいち早く実現している中国人観光客にとって、本国と同じ決済システムで買い物ができるということは利便性の向上はもちろん、両替の手間が省ける等のメリットがある他、それによって少額の買い物を気軽にしてもらえることが期待されています。

日本ならではの独自色のあるアトラクションで海外への訴求力向上

今回紹介した以外にも長崎のハウステンボス等、テーマパークを訪れることは訪日外国人観光客にとって大きな目的となっていますが、国内の人口が減少する中、テーマパークの経営に目を向けると将来的に安定した集客をするためには訪日外国人観光客にしっかりアピールしたいところです。

訪日外国人観光客のうち、隣国中国や台湾からの増加が増えていますが、上海にディズニーランドが開業したことは記憶に新しく、国内のテーマパークは海外との競争にも勝たなくてはならなくなっています。

常に新しい試みを取り入れ、何度でも足を運びたくなる、そんなテーマパークが求められています。