日本では毎年各地で多くのお祭りが開催されています。
人口減少により、地方でのお祭りへの参加者が減少する懸念のある中、訪日外国人にとっては非常に貴重な体験の一種として、そのお祭りに参加するために来日される方も多くいます。
そんな日本のお祭りについてまとめてみました。
日本の祭りとは
日本の祭りの多くは、その土地に根付いた伝統的な意味のあるお祭りが、多く開催されています。 例えば、京都の祇園祭は、平安時代から続く日本を代表するお祭りの一つです。 日本文化が表れている、日本独特のお祭り、優雅で美しいなど、日本を代表しているとして、日本人からも評価が高いお祭りです。 前回取り上げた記事『【2017年夏】本格化する日本三大祭りの祇園祭でのインバウンド対応』でも外国人人気からインバウンド対応の強化が目立ちます。 繊細で丁寧な日本人だからこそ創り上げることができ、それを何百年、何千年と語り継がれているということが、日本のお祭りの特徴です。
外国人に受けている祭りランキング
では、外国人には日本のどんなお祭りが人気なのでしょうか。
外国人認知ランキング
結果は以下の通りとなりました。
1位・・青森ねぶた祭り(青森市) 2位・・さっぽろ雪まつり(札幌市) 3位・・阿波踊り(徳島市) 4位・・祇園祭(京都市) 5位・・岸和田だんじり(岸和田市)
実際の参加ランキング
さらに、実際に外国人が参加したことがあるランキングはこちら。
1位・・祇園祭(京都市) 2位・・さっぽろ雪まつり(札幌市) 3位・・青森ねぶた祭り(青森市)
参考:「外国人観光客にすすめたい祭」ランキング--1位は認知度では4位のあの祭!
先ほど紹介した京都の祇園祭は、実際に足を運んだことのあるランキングで一位になりました。 京都という訪日外国人に大人気の観光地で、日本人もよく知っている祭りだからです。 また、祇園祭や青森ねぶた祭は、ルールに従いエントリーすれば外国人でも参加できるということが、日本好きの外国人には堪らないポイントなのです。
何が外国人に受けているのか
それではなぜ、こんなにも日本の祭りが注目されているのでしょうか。
「羽目を外す日本人」
訪日外国人にとって真面目で毎日しっかり仕事をこなす日本人が、祭りによって「羽目を外す日本人」を観ることができるところにあるそうです。
細かいアート
お祭りで使われる大道具・小道具の細かいアートが日本人の器用さを表していると評判が高く、日本に来たら一度は目にしたいと口コミが多くあるほど。
(参考:「日本一の祭りだ!」外国人が青森県のねぶた祭に行ってみた!→海外「素晴らしいアートだ」「花火が美しい!」 海外の反応)
普段、あまり笑わず真面目に仕事をしている日本人を知っている外国人にとって、大勢が集まり楽しく騒いでいる日本人はレアなのかもしれません。
外国人は日本のお祭りが好き
海外では日本のお祭りが非常に関心を集めています。 何日も前から準備をし、歴史を語り継いできたお祭りにも関わらず、年々肝心の日本人の参加率が低いことが問題視されています。 今は言語などの対策がなされ、外国人が参加できるお祭りも年々増えています。 日本人だからこそ理解ができる歴史や土地柄から生まれているお祭りも多数ありますので、ぜひ今こそ日本人である私たちが参加して、より訪日外国人に祭りの楽しさを伝えてみませんか。