訪日外国人観光客はここ数年前年比で20%前後増加しており、政府が目標として掲げる2020年に年間4000万人という目標も視野に入りつつあります。
そのためには様々な準備が必要となりますが、その中の一つに接客における言語の問題があります。
日本人の英語は不十分?
日本を訪れた外国人35名を対象にしたアンケートの結果によると、88%の外国人観光客は飲食店でおいしいものを食べたいのでおすすめの提案を受けたい、と考えていることがこのアンケートからわかりました。しかし、料理や商品についてきちんと英語で説明するためにはそれなり以上の英語力が必要になります。 しかし、日本の飲食店店員の英語力について質問したところ、英語力は十分ではないという回答が約半数を占めたといいます。
実際に英語が苦手な店員は何%?
一方、実際に接客を担当する飲食店や小売店等のサービス業で働く人々に自分自身の接客時の英語力について質問したところ、約7割が単語を中心としたいわば片言、または短い文章でのコミュニケーションだと回答しており、接客における英語に不安を感じながら接客を行っているということがわかりました。
すぐにできる対策もある
語学の習得は一朝一夕で出来るものではありませんが、外国人観光客は語学レベルが向上するまで待ってくれるわけではありません。そこですぐにでも出来る外国人観光客の接客に向けた対策を挙げてみます。
ジェスチャーを交えた接客
単語だけでのコミュニケーションだけでは伝わらないことがジェスチャーを交えることでより伝わりやすくなります。
紙とペンを用意
外国人観光客の発音が聞き取れずコミュニケーションが取れない、というような場合、紙とペンを用意しておき単語を書いてもらったり、こちらからも紙に単語を書いたりすることでコミュニケーションを取れる場面もあります。
予想される接客の内容を書いた指差しシート
接客を行う上で良く発生することが予想されるコミュニケーションについて記載したシートを用意しておき、それを指さしすることでお互いのやり取りをスムーズにする、というのも有効な手段の一つですね。
翻訳アプリ
スマートフォンの普及に伴い様々なアプリが生活を便利にしてくれるようになりましたが、翻訳アプリもかなり精度の高いものが出てくるようになっていますので、翻訳アプリを活用するのも良いでしょう。
英語だけじゃない!多言語対応も視野に入れた対策を
前述のアンケートは英語について行われたものですが、実際には訪日外国人観光客の割合からすると英語に加えて中国語や韓国語を含めた多言語対応が必須だと言われています。 そのためには最低限メニューや価格表、商品名やパンフレット等を多言語対応する必要がありますが、英語だけならまだしも多言語向けにメニューその他を的確に翻訳するというのは思ったよりも難しい作業になります。
困った時はアドリンクへ
アドリンクには様々な国出身の通訳・翻訳スタッフが40名以上在籍しており、英語、中国語、韓国語はもちろん、その他の言語の翻訳をお手伝いすることでよりスムーズな接客をサポートしています。 まだまだ増える外国人観光客にしっかりと魅力を伝えたいという皆様、まずはアドリンクにご相談ください。 こちらよりお問い合わせください。