訪日旅行の楽しみとして買い物、観光や日本食が挙げられますが、その地域でなければ体験できないアクティビティもその一つです。
今回は2019年の春節期間のアクティビティ予約データを元にアクティビティジャパンが発表したデータを元に人気のエリアとアクティビティのランキングを紹介します。
第1位 スノーシュー 知床・網走・北見エリア 北海道
1位に選ばれたアクティビティは北海道の知床・網走・北見エリアの人気アクティビティ、スノーシューです。 雪上を歩くためのスノーシューを装着し、北海道の大自然を楽しみながら雪原を歩くこのアクティビティはスキーやスノーボードが苦手、という人にも楽しめる間口の広さもあり、多くの支持を集めています。
第2位 スノーモービル 富良野・美瑛・トマムエリア 北海道
富良野といえば夏のラベンダー畑が有名ですが、冬のアクティビティとしてスノーモービルが2位にラインクしています。 富良野・美瑛・トマムエリアは多くの観光地やスキー場などがあり、年間を通して集客することができるということもあり、知名度の高さも上位にランクインする理由の一つになっていそうです。 スノーモービルとしては7位に長野県の安曇野・大町エリアが入るなど、冬の人気アクティビティになっていることがわかります。
第3位 雪上ドリフト 札幌・江別 北海道
3位は北海道の札幌・江別エリアでの雪上ドリフトがランクインしています。 雪上ドリフトは公道ではできない非日常的なドリフト走行を雪上という特殊な場所で体験できるという点で人気を集めています。 ほとんどが私有地で行われるため、運転免許が必要ないというところも手軽に楽しめるというセールスポイントに繋がっていますね。
第4位 カヌー・カヤック 釧路・阿寒・根室・川湯・屈斜路/北海道
4位に入ったのは北海道の釧路・阿寒・根室・川湯・屈斜路エリアでの定番アクティビティ、カヌーとカヤックです。 釧路・阿寒・根室・川湯・屈斜路エリアでは海外でも人気のウォータースポーツ、カヌーとカヤックの両方を楽しめるツアーが多数企画され、人気を集めています。 北海道の雄大な自然の中をカヌーやカヤックで川を下るこのアクティビティは一度体験すると病みつきになるような魅力にあふれています。
第5位 ホエールウォッチング 那覇 沖縄県
5位は沖縄県の那覇エリアを代表する冬のアクティビティ、ホエールウォッチングが入りました。 12月下旬~4月上旬の間、ザトウクジラは出産と子育てのために暖かい海を求めて沖縄の海へと南下してきます。 そのため、那覇の泊港や三重城エリアには親子やカップルのクジラが姿を見せ、潮を吹いたりジャンプをしたりと迫力のパフォーマンスを楽しむことができます。
まとめ
ランキングの対象期間が春節期間ということもあり、調査対象の多くが春節休暇のある中華圏、東南アジア諸国からの予約になったことが予想されますが、その影響もあり普段は雪が楽しめない国からの訪日客が北海道を支持した、ということが伺えます。 ランキングの時期が違えばまた違う結果が出ると思いますが、富良野のように年間を通した集客力があるというのが観光地としては理想的ですね。 また、積極的なアクティビティの企画・開発とプロモーションによる認知が来年以降の集客に大きく影響しそうです。