春といえば・・・
今年の冬は記録的な大雪が各地で起こったりと例年にない寒さでしたね。そんな寒かった冬もそろそろ終わり、春がやって来ます。梅に桜などの花見や卒業や入学といった出会いと別れのシーズンです。アドリンクでも長年一緒にやってきた仲間たちがたくさん巣立って行きました。
寒さも和らぐ春ですが、毎年たくさんの人たちを苦しめている花粉症も同時にやって来ます。これに苦しめられている方も多いのではないでしょうか。頭痛に鼻水、くしゃみ、さまざまな厄介ごとを連れて来る春の大敵ですよね。その大敵から身を守る我らがヒーローといえば、マスクです。前置きが長くなりましたが、今回はそんなマスクにちなんだ話です。
マスクはマスクでも…
アドリンクのメンバーで一際明るい中国人留学生がいます。ある春の日、マスクを切らしてしまったようで、近くの日本最大手で誰でも目にしたことのある薬局に行ったそうです。 マスクコーナーを探していると、いくら探しても見当たらない。「こんな大手でマスクがないなんてことはあるのか?」と思いつつも店員さんに尋ねてみると、謎は解けました。
仮面はいかが?
これは実際の写真です。 なんと、マスクの中国語訳が間違っていたのです。正しい翻訳だと「口罩」になるのですが、写真の通り「面具」になっていました。漢字を見てピンと来た人もいるかもしれませんね。マスクはマスクでも仮面の意味になっていたのです。 誤「面具」→正「口罩」
間違った翻訳は信頼を落とす
コスト削減として安いところに依頼するのは良いですが、間違った翻訳をしてしまうと、信頼を落としてしまい売上が落ちてしまいます。そうすると結局コスト削減するどころか余計な費用がかかってしまいます。翻訳が間違ってるくらいなら大したことないと思ってる方もいるかもしれませんが、日本語に置き換えて考えると、マスクを仮面と銘打って店頭に置いてしまってるようなものです。もし日本語でこんな間違いしたら大問題ですよね。担当者なら青ざめてしまうレベルです。
ちょっとしたミスでも、その損失は計り知れない
国土交通省観光庁【訪日外国人消費動向調査】平成28年年間値(速報)
今インバウンドにおいて、訪日中国人の買い物額は大きな部分を占めています。確かに訪日中国人の爆買いは減ってはいますが、ドラッグストアでは未だに買い占めていく訪日中国人もまだまだ目にします。彼らがなぜ関税や為替相場が不利な状態になっていてもなお日本で買うのか?
その理由は日本製品への信頼です。そんな彼らがちょっとしたミスではありますが、この間違いをどう受け入れるでしょうか。この話に出て来る中国人留学生はこんな大手でも簡単なミスをしていることに驚いたと同時にこの件以来その薬局を利用するのを躊躇していると話しています。
まとめ
今回のことによって具体的にどれくらいの損失があったのかはわかりませんが、口コミによる信用の低下はもちろん考えられるので、ちゃんとしたところに翻訳を頼んで、悪い口コミにマスクをしていきましょう。]]>