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「世界で最も住みやすい都市」ランキングで大阪3位のわけ

右肩上がりで増加している訪日外国人観光客ですが、観光庁のデータによると2018年1-3月期の外国人観光客の訪問率で大阪府は39.1%となっており、37.2%の東京都を押さえトップに立っています。
このように海外から高い人気を集める大阪ですが、世界で最も住みやすい都市として第3位に選出されました。

昨年14位から3位へ躍進

ランキングは英誌エコノミストの調査部門である「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」 が毎年発表しているもので、2018年版ではウィーン(オーストリア)、メルボルン(オーストラリア)に次ぎ、大阪が3位にランクインしています。2017年の同ランキングでは14位だったことを考えると躍進と言って良いでしょう。

世界で最も住みやすい都市2018年版 東京もランクイン

ランキングのトップ10は以下の通りです。

1位:ウィーン(オーストリア)
2位:メルボルン(オーストラリア)
3位:大阪(日本)
4位:カルガリー(カナダ)
5位:シドニー(オーストラリア)
6位:バンクーバー(カナダ)
7位:トロント(カナダ)
7位:東京(日本)
9位:コペンハーゲン(デンマーク)
10位:アデレード(オーストラリア)

日本からは大阪の3位の他、7位に東京がランクインしています。
では、このランキングはどのような基準で作られているのでしょうか?

5つの項目について評価

ランキングは下記の5つの項目についてそれぞれ評価が行われています。

項目1:安定性(犯罪率、テロの脅威、軍事的紛争他:25%)
項目2:ヘルスケア(公的/私的医療体制、ドラッグ対策他:20% )
項目3:文化と環境(社会的、政治的な拘束、文化、スポーツの発展、気候他:25%)
項目4:教育(教育の質、公立/私立の学校の有無他:10%)
項目5:インフラ(水、電気、通話、交通他:20%)

ランキングにアメリカの都市が一つも入っていませんが、安定性やヘルスケアの項目などでポイントを落としていることが考えられます。
同じ視点で見ると日本の場合は項目1、項目2で高いポイントを稼ぐことが可能ですね。
実際には雇用や給与水準等も加味した上で住みやすい、住みにくいという話になると思いますので、人によっては異論が出るランキングですが、最大公約数的な意味では納得感があると言えます。

外国人観光客が見た大阪の魅力とは?

では、観光地として大阪が大人気になっている理由はどこにあるのでしょうか?
代表的な大阪を評価する意見としては下記のようなものが良く挙げられているようです。

・物理的にコンパクトで観光しやすい
・USJ、大阪城、道頓堀等見どころが多い
・京都、奈良、神戸等、周辺の観光地にアクセスしやすい
・お好み焼きやたこ焼き等、食べ物がおいしい

アメリカで権威のある新聞、ニューヨーク・タイムズ紙は大阪の魅力を食文化であると紹介していますが、ミシュラン掲載のレストランが多数ある他、お好み焼き、たこ焼きをはじめとしたB級グルメが楽しいのも大阪の魅力ですね。

また、国別インバウンドで1位となる中国人の中には大阪のオープンな人づきあいの文化が中国に良く似ている、と感じている人が少なくないと言います。

まとめ

その他、大阪では無料Wi-fiの増設や案内表示、店舗での多言語対応等のインバウンド向け施策を積極的に推進していることも訪日外国人観光客にとっての利便性向上につながり、リピーターの獲得につながっていると考えられます。
大阪が元々あった観光資源を活かしていることはもちろんですが、さらに魅力的に見せる取り組みをきちんと積み重ねてきた結果が現在の人気の理由だとすれば、インバウンドを獲得したいその他の地域にとっても大阪府・大阪市のインバウンドへの取組みは参考にできるのではないでしょうか?

 

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