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G20サミットのインバウンドへの影響を調べてみた

2019年6月27日から30日の間、大阪で初めて開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議は無事に閉幕しました。
期間中は大規模な交通規制を始め、様々な安全確保への取組みが行われた一方、市民の生活や訪日観光客にも大きな影響が出ています。

交通機関は規制で混乱

大規模な交通封鎖の映像が印象的だった大阪での交通規制ですが、主会場である咲洲(さきしま)の国際展示場からにあり、各国首脳らは宿泊した大阪市内のホテル13カ所まで距離があったため、首脳らの移動に合わせて規制が必要となったという背景がありました。
阪神高速や大阪市内の9エリアの一般道が大規模な規制の対象となり、大阪市民の生活への影響の他、物流にも混乱が生じています。

伊丹空港では65便に遅れが発生

6月29日、伊丹空港はアメリカのトランプ大統領の専用機の離陸の影響で65便1時間以上の遅れが発生しています。
最も遅れた便で2時間24分前の遅れとなった他、伊丹到着予定便が中部空港へ行先を変更する等、ダイヤの乱れが起きています。

公共交通機関も規制で混乱

大阪市内を移動する足となる大阪メトロですが、6月27日~30日の間交通規制が行われ、全路線で利用者数が減少しています。
府内の学校が休校した影響や、外出を控えるケースが利用者減に繋がっているようです。

また、市内を運行するバスも交通規制の影響で2時間立ち往生するケースが出るなど、市民のスムーズな移動はもちろん、この期間中に大阪を訪れたインバウンドにとっても規制によって自由な移動が阻害されていたことがわかります。

交通規制の影響により、コンビニエンスストアのローソンは生鮮食品他の配送を1日3回から2回に減らした他、冷凍食品などは、通常は週5日配送、週2日の休配としているところ、休配日をG20期間中にあてて対応を行いました。

主要観光施設の臨時休業も

大阪市内の観光といえば大阪城公園が挙げられますが、敷地内の迎賓館がG20の晩餐会の会場となっていたため、大阪城天守閣をはじめ、6か所が臨時休業しました。
休業を知らずに大阪城を訪れてしまった、という訪日外国人観光客も多かったのではないかと予想されます。
その他、メイン会場に近い「さきしまコスモタワー展望台」、JR大阪駅近くの「梅田スカイビル」にある「空中庭園展望台」などの人気スポットが期間中に休業となりました。

百貨店の客足にも営業が

G20期間中、阪急うめだ本店では4日間の客数が前年同期比で約20%の減少が見られました。大丸梅田店でも同様に同期間の客数が前年比10~15%ほど減少したといい、同店広報によると交通規制の影響などがあり、車で来店する客の現象が響いたのではと分析をしています。

それでもG20による経済効果は365億円

G20では各国首脳をはじめとした関係者や警備にあたる警察関係者の宿泊や飲食需要の他、電子機器のレンタルなどの特需が発生することから、関西に365億円の経済効果があると予想されています。
しかし、この予想にはマイナス効果は加味されていないことから、上記のような規制、休業によって発生したマイナスの影響を改めて検証する必要があります。

まとめ

G20の期間中、大阪市内を中心として住民の生活に不便が生じましたが、あくまでも日常の中の短い時間と捉えることができるのに対し、訪日外国人観光客にとってはせっかくの訪日旅行です。
観光庁は企業や団体の会議や展示会などを総称したMICEの開催・推進を政策に挙げていますが、地元住民の利便性確保はもちろん、MICE期間中でもインバウンドが訪日体験を最高だった、と思えるような配慮を同時に進める必要があるのではないでしょうか?

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