たびたび話題になるGoogle翻訳の変な日本語まとめですが、また話題になっています。あれだけ自動翻訳の技術が高まっている現在においても、特に修正されずにそのままのようです。自動翻訳に頼らず、年間150万字以上の文章を翻訳するアドリンクがどうおかしいのか今どうなっているのかを検証してみました。
Google翻訳の記事が話題
Twitterで話題になっていた『「息の根を止める」のGoogle翻訳がひどすぎて続々と集まるネタに笑いが止まらない「全部ムリ(笑)」』。Google翻訳はまだまだ進化の途中なため定期的にGoogle翻訳がひどいなどの記事が上がります。今回も御多分に洩れず酷い翻訳内容でした。しかし、実際に自動翻訳を使ってみるとGoogle検索とGoogle翻訳では翻訳内容が異なっていました。
Google検索とGoogle翻訳では違うものが出てくる
Google検索の場合
Google検索で『「英語にした言葉」「英語」』で検索をかけると、話題になっている変な英語が出てきました。(2017年11月21日現在)しかし、Google翻訳を開いて、自動翻訳にかけると違った翻訳になります。
Google翻訳の場合
さきほどは「息の根」がローマ字になっていましたが、こちらでは「breathlessly」となっています。
Google検索とGoogle翻訳は別物
Google検索とGoogle翻訳では別のAIが機能しているようです。そのためか違う翻訳結果が出てしまうようです。Google検索ではなく、Google翻訳でやり直してみたので、見ていきましょう。
※ちなみにGoogle検索ではいまだに話題になっている変な翻訳のままでした。
Google翻訳を開いてやり直した結果
1、『息の根を止める』
「息の根を止める」の意味は「殺す」なので、「kill」などが正しいですが、直訳になっています。また、その直訳自体も「breathlessly」は「息を切らす」という意味で、それを「stop」となっているため、よくわからないものになっています。
2、『今に見てろ』
「今に見てろ」の意味は「いつか見返してやる」ですが、Google翻訳では「Look now」になっています。これも直訳でしかないため、本来の意味にはなりません。
3、『地団駄を踏む』
「地団駄を踏む」の意味は「悔しがったり怒ったりして、激しく地を踏む」なので、「to stamp one's feet」が正しいのですが、こちらも直訳になっています。しかも、見慣れない「ground fault」は「地絡」という意味で「アース」になるため、直訳も意味がおかしくなってしまいます。翻訳業務を担当しているネイティブスタッフに聞いても、「これよくわからない」と言われるほど馴染みのない語句です。
検証の結果
Google検索、Google翻訳でも結局うまく翻訳できていません。どちらも直訳すら危ういレベルでした。
なぜこんなことが起きるのか
これはAIのレベルもですが、翻訳結果の書き換え作業はどうやらボランティアスタッフや変な翻訳になるようにいたずらをしている人がかなり多いことが原因のようです。つまり、Google翻訳を正常化するためにはAIのレベルをあげるだけでなく、翻訳の体制や仕組み自体を見直さなければ改善は見られないでしょう。
しっかりした翻訳なら人力で翻訳している翻訳会社へ
去年の今頃にGoogle翻訳が進化した! と話題になっていましたが、まだまだ使い物になるかといえばあやしいところです。確かに自動翻訳になると安く早くできるため、用途次第ではありますが、信用信頼性の面で不安であれば、人間が翻訳している翻訳会社に頼んだ方が無難です。
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Google翻訳にまつわる記事一覧
https://addd-link.co.jp/2017/3054/