広告メディアとしてTVや雑誌に代わりYouTubeが一般に認知され、成功と言える事例がいくつも出てきていますが、YouTubeをインバウンドに活用し、成功を収めた3つの事例を見ながら成功のツボともいうべきポイントをまとめました。
インバウンドでのYoutube活用3事例
まずはYouTubeを活用したインバウンドプロモーションの成功事例3つの概要をみていきましょう。 詳細についてはリンク先で確認してみてください。
草津温泉観光協会
草津温泉観光協会のこれまでの経験に頼った温泉地経営からデータに裏付けされた経営システムに移行したいという意思のもと選択されたのがYouTubeによる動画広告でした。 リンク
伊勢市
1400万人にも及ぶ観光客のうち海外からの訪問客はたった0.4%と伸び悩んでいた伊勢市は2016年の伊勢志摩サミット開催をきっかけに海外へ魅力を発信する手段としてYouTubeを活用しました。 リンク
三重・温泉リゾート アクアイグニス
2012年に食と癒しをテーマに三重県にオープンした複合温泉リゾート施設、アクアイグニスは年間100万人の集客、リピート率70%という高い水準を達成していましたが、年間120万人の集客を目標にし、新しい顧客の獲得のためにYouTubeを活用することにしました。 リンク
3事例に共通してみられる成功のポイント
では、これら3事例に共通している点を見ていきましょう。
広告のターゲットを限定した
草津温泉観光協会はYouTubeで動画広告を配信するにあたり、オーストラリア、台湾、アメリカ、伊勢市はイギリス、アクアイグニスは車で1時間半のエリアと広告を配信するターゲットを限定しました。 配信ターゲットを絞ることによって万人向けの動画広告ではなく、よりターゲットの嗜好に合わせた動画の作成が可能になり、それによってそり広告の訴求効果を高めることができるようになります。 また、TVのようなマス向けの広告は規模が大きくなるために予算も膨大な金額が必要となりますが、YouTubeをプラットフォームにしてなおかつ配信対象を絞ることで限られた予算を効率よく使うことができたというわけです。
裏付けのあるデータを入手することで次のアクションに活かせる
YouTube等を活用したデジタル広告の最大の利点は動画の再生回数、コメント、検索ワード等様々なデータの取得が可能になることです。 動画配信を通して得られたデータを活用することで配信中にも改善を行うことができるのはもちろん、よりよいインバウンド集客のために何が効果的なのか、きちんと確認した上でより精度の高い経営をすることができるようになります。
YouTubeやSNSを使いこなして効果的なプロモーションをしよう!
YouTubeだけでなく、各種SNSを利用することはよりよい広告だけではなく、将来に渡る経営の根拠となるデータを得るという意味でも非常に重要です。 経験地とデータを融合した経営への各自治体や旅行関連業界の積極的な取り組みは今後ますます活性化していくはずです。