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【2017年徹底比較】インバウンドで明暗を分けるホテルと旅館

2020年の観光客増加に向けて外資系ホテルの参入や民泊の整備で、宿泊施設が年々増えています。

ベッドスタイルが普通の訪日外国人は、しっかりおもてなしが味わえる旅館よりも、「カードキーを渡されて終わり」のホテルを好むと言われています。

今回はホテルと旅館に焦点を当ててみました。

ホテルと旅館の増加率

近年、客室を多く持つことができる比較的大きなホテルが、都内に増え始めています。

ここで営業件数と客室数で比較してみました。

営業件数の比較

厚生労働省によると、2016年度末の旅館の営業軒数は、前年度比2.9%マイナス。一年間で1172件減少したといいます。

それに対しホテルは、外国ブランドの大きなホテルが都心に集中し、参入を続けていることから1.3%プラスで134軒増えました。

客室数の比較

客室数ではさらにその差が明らかで、旅館は9694室マイナスを記録し、ホテルは2万3478室のプラスとなりました。

大きな建物にたくさんの室数を作ることができるホテルはやはり強く、この差はこれからもっと広がっていくことが予想されています。

(参考:http://www.ryoko-net.co.jp/?p=21861

都道府県別のホテル、旅館の件数

どんどん増えていくホテルに対し、減っていく日本らしさが残る旅館。

次では件数別に見てみましょう。

ホテル件数と旅館件数

旅館軒数上位には神奈川県(2697軒)、長野県(2240軒)、北海道(2218軒)があります。

ホテル軒数の上位には、外国ブランドのホテルが参入をしている東京都(693軒)、北海道(673軒)、長野県(510軒)が占めています。

注目すべきはその客室数

旅館分野で一位の神奈川県(2697軒)とホテル分野で一位の東京都(693軒)をご覧ください。

件数に関しては2000軒以上の差があるのにもかかわらず、その部屋数は神奈川県(52613室)に対し東京都(102246室)と部屋数に関しては、東京都は神奈川県より二倍近く室数があるということ。

ここに一軒に対する部屋数が多くなるホテルの最大の強みが表れています。

(参考:http://www.ryoko-net.co.jp/?p=21861

ホテルと旅館のメリット、デメリット

ではホテルと旅館のメリット・デメリットは何でしょうか。

ホテルのメリット

Wi-Fi完備

今の時代、Wi-Fiがないと何も出来ません。大型ホテルには客室までしっかりと届くWi-Fiをの完備をしているところが多いのです。

スタッフとあまり関わらない

一軒に何十、何百と客室があるホテルはスタッフがお客様と関わることが少ないです。日本語があまり得意でない人、自分のペースを保ちたい人はホテルを選ぶでしょう。

洋室が多い

子供の頃からベッドで寝てきた外国人にとって、床で寝る慣れない和室に宿泊するのは大変かもしれません。勝手のわかるホテルだからこそ、観光に集中できます。

一室単位の料金制

家族で訪日されるご家族が多い中、ホテルは一室単位で料金を出しているところが多くあります。例えばダブルルームに子供が添い寝なら子供は無料など、そういった料金設定からもホテルを選ぶ人が多くいます。

ホテルのデメリット

おもてなしを感じられない

「客室に挨拶に来る」「布団の出し入れをする」といったことは、フロントで鍵を渡して以降あまりスタッフと関わることがないホテルにはありません。

「日本」を感じることができない

旅館は日本風の旅館が多いことがあります。ホテルではその本当の雰囲気を体感することは難しいかもしれません。

旅館のメリット

「日本」を感じることができる

和室が多く、布団の上で寝ることが多い旅館は、訪日外国人が今まで体験したことがない日本を感じることができる絶好のチャンスです。食事付きプランが多く、滞在中に日本食を楽しむことができるのもメリットです。

「おもてなし」の宝庫

旅館は一人でも多くの方に直接癒しを与えることが多く、常にスタッフが近くにいることで、夜早く寝るよう促す、宴会メニューを入れるなど快適に旅館で過ごしていただくことができるようサポートしています。

旅館のデメリット

洋室はほとんどない

地方の旅館は基本的に和室です。洋室に慣れている外国人にとって、どうすればいいか分からず、滞在しづらいことが多々あるかもしれません。

日本語を使う機会が多い

ホテルでは外国語対策として多言語を話すスタッフが常駐していることも多くありますが、旅館ではまだ言語対策が進んでいないことがあります。

無料Wi-Fiが少ない

一軒に多くの客室が入らない旅館では、Wi-Fiを導入するのにもコスパがよくないかもしれません。そのため、Wi-Fiがない旅館もたくさん存在します。

インバウンド需要を取り入れるために旅館がすべきこと

日本を代表する宿泊施設といえば、やはり心落ち着く旅館。

しかしその旅館が減少しているのは、日本人にとっても悲しいことです。

そんな旅館ですが、以下の5つを見直すことで外国人の観光客は増えるのではないでしょうか。

1.無料Wi-Fi

ホテルはたくさんの客室があるので、導入するのが比較的簡単な無料Wi-Fiを旅館にも入れてみるということ。今の時代はインターネットがないと何もできないと言っても過言ではありません。

2.夜寝るのを促さない

消灯が決まっているところもありますが、旅行客が家族や友人に連絡するのは時差を考え夜になるかもしれません。

3.宴会は必要ない

外国人は宴会という文化はありません。良さそうなレストランで毎食済ませる方が好まれるかもしれませんね。

4.食事と宿泊別

素泊まりプランが少ないため、外国人が苦手な日本食が出てきたときは酷です。素泊まりプランを増やしましょう。

5.料金設定で人数貸→部屋貸

「子供に日本を味わってほしい」と旅館を選んでも、人数貸しをする旅館も多くあります。同じ部屋に子供が添い寝なのに料金が上がる設定に納得できない方も多くいるかもしれません。

6.クレジット決済や電子マネー決済

前の記事『【インバウンド対策】進みゆくキャッシュレス化、こんなところにも』でも書いた通り、インバウンド需要を取り込むならクレジットカード決済や電子マネー決済は当たり前になりつつあります。

旅館を存続させるために

大きなチェーンホテルは、今年以降も都内を中心に参入してくることが予定されています。

旅館は都心から少し離れないと宿泊できないということがありますが、少し見方を変えれば工夫を加え、しっかり発信しアピールすることで、まだまだ宿泊者数を増やすことは可能です。

ぜひ一日でも旅館に泊まっていただき、その旅館を目当てにまた日本に観光で訪れていただきたいと思います。

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