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【インタビュー特集】コロナ禍の観光・接客業界の一歩Vol.2 株式会社エスフレイジ

記事の目次

  • 11月 3, 2020
  • インタビュー, 特集記事
  • コロナ, 舞妓

この特集にあたって

「コロナ禍での観光業界の具体的な状況を知りたい」

「観光に携わる方々がこの状況をどのように捉え、動いているのか?」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

学生インタビュアー中井の想い

はじめまして。
私は株式会社アドリンクでインターンをしています、大学3回生の中井一希と申します。
昨今のコロナによる経済的ダメージは世界規模で深刻な状況にあります。
特に観光業においては多大な影響を受けています。

そのため多くのメディアが観光業の状況についての情報を発信していますが、その多くは被害の大きさなどが語られています。

しかしその裏では、多くの観光従事者の方が新しい事業を展開し、新しい取り組みを行っています。

そこでこの度、観光に携わる企業や事業主の皆様にコロナ禍における対策や取り組み、そしてこれからの観光についてのお考えをお伺いし、インタビュー記事を書かせて頂くこととなりました。

これから多くの観光従事者の方にお話をお聞きし、コロナに負けず果敢に挑戦しているお姿を発信していきます。

記事を読んでくださった皆様の、これからの観光業に対して前向きに捉えていただくための一助となれば幸いです。

それではまいります。

第2弾は「株式会社エスフレイジ」

(この記事は2020年7月22日の取材をもとに作成いたしました)

今回は株式会社エスフレイジの代表取締役である永井さんにお話を伺いました!
エスフレイジさんはインバウンドマーケティング事業を展開しており、”Enchanted time with Maiko”というインタラクティブな観光体験を訪日外国人の方々にお届けしています。

また、コンテンツマーケティング事業部ではSEO対策をサービスとして提供するなど、マーケティングに広く精通しています。
詳しくはHPと記事をご参照ください。

エスフレイジさんのHPはこちらです↓
https://www.s-fleage.com/

インバウンドマーケティングのプロに、コロナ禍での状況やこれからの観光のあり方についてお聞きしました!

 

プロフィール

株式会社S-fleage

代表取締役CEO 永井雄一
京都大学大学院経営管理教育部(MBA) 在学
2011年〜2016年まで株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部にて国内大手企業様を中心にWebマーケティングの戦略立案・実行の支援に従事。

2016年に株式会社S-fleageを京都で設立し、現在S-fleageではWebマーケティング集客支援とインバウンドマーケティング事業の2つを展開している。

 

1、エスフレイジさんについて

-事業内容について簡単にご説明いただいてよろしいでしょうか?

弊社にはインバウンド向けの事業部がありまして、そのサービスとしてEnchanted Time with Maiko(以下ETM)という訪日欧米人向けの舞子お座敷体験イベントを提供しておりました。

具体的には、毎週月火木土の週4回八坂通りにある燕楽というお店でイベントを開催していて、欧米の方、特にFIT(海外個人旅行)のお客様を中心に集まってもらって舞子の演舞披露の鑑賞やお座敷体験、歓談、記念撮影などをしていただくといったものがサービスの内容となっております。

 

-コンテンツマーケティング事業部をお持ちですが、コンテンツマーケティング事業部のサービスであるSEO対策はETMで培ったスキルを用いて始めたのですか?

いえいえ、私は前職でウェブマーケティングの仕事をしていたので、エスフレイジはETMより先にウェブマーケティングの支援をサービスとして展開していました。

京都で事業をしているので、その時から京都の観光資源のポテンシャルは感じていたのですが、その中で「舞子に会いたいけど会い方がわからない」というニーズに気がつきました。ですので、まずはそのニーズに対してサービスを開始してみようと実験的に始めたのがETMです。

しかしETMを行う中で、お客様をウェブサイトでどのように集客するかという知見、特にGoogle検索エンジンを用いたSEOの最適化に関する知見を得ることができたため、それをコンテンツマーケティング事業部の方でも活用しています。

 

2、コロナによる影響とコロナ禍での取り組みについて

-コロナの影響はいつ頃から現れはじめましたか?

今年の3月前半にはコロナの影響が出てきたなというのは感じだして、3月後半からはもう全然、お客様自体が京都にいなかったので……

そして4月からはETMの開催の中止を決めました。

再開も今は未定ですね。

そのため今はコンテンツマーケティング事業をメインで展開しています。

 

-ETMをいつ頃再開したいとかはありますか?

いつ頃再開したいかでいうと、早ければすぐにでも再開したいんですけど難しいところですね。

多分しばらくは入国規制が続きそうなので、見立てとしては今年中は厳しいだろうなという感じではあります。

 

-コロナへの対策について何かお考えでしょうか?

今は受け身でいこうと思っています。

いったん世の中の流れに身をまかせて、その流れを見ながら事業を再開させていこうかなと。

というのも、アフターコロナの生活には2つの可能性があると考えていて、1つは感染予防が常に意識された新しい生活、そしてもう1つはコロナ前の生活に戻るという可能性です。

人間誰しも忘れる生き物なので、意外と三密とか室内とかでもコロナ前の生活を忘れて、今の生活が日常になっても不思議じゃないなと思っているんです。

もし生活様式がもとに戻るのであれば、感染対策はしつつ今まで通り歓談メインでやっていこうと思っています。

けど前者の方が確率は高いと思うし、その場合ETMは室内、特に歓談メインで開催しているので成立しません。

そのため、今はまだ模索中ですがETMとは異なるかたちで新しい事業を展開していこうと考えています。

 

-舞妓さんとオンラインで会話できるサービスをよくニュースで拝見しますが、エスフレイジさんはやられないのですか?

舞妓さんなどの京都文化の発信はもちろん重要なのですが、それ以上に旅行ユーザーに対して最高の思い出を作っていただきたいというのがうちの会社でやっていきたいことなので、舞妓さんのオンラインイベントの開催は考えていません。

あくまでも京都に足を運んでいただいた方に対してサービスを展開していきます。

 

3、これからの観光について

-コロナ終息の目処が立たない中、観光業界が行えることはありますか?

とにかく耐え忍ぶしかないのかなと思っています。

そして需要が戻ってきたときに、良いスタートダッシュを決められるよう足元をかためておくことが短期的にできることなのかなと思います。

また、今のうちに先行きをある程度予測しながら動くことも大切で、業界がどのように変化するのかを半年・1年で予測しプランを考えていく。

このようにすると、サービス自体をかえるという選択肢も生まれたりするので、進むべき方向が見つかると思います。

 

-最後に観光に対する思いやお考えなどございましたら教えてください! 

今振り返っても、旅の価値って「何を見るか・どこに行くか」よりも「誰と過ごすか・誰とどんな話をするのか」というところだと思うんですよ。

しかし今の旅行スタイルって、一方的な発信によって有名な場所に行くことが旅行の価値になっているところが多くあるなと思っています。

そのため、旅行者が潜在的に求めているであろう「誰と過ごすか・誰とどんな話をするのか」というところを新しいスタイル・新しい価値として捉えて、「たくさんの人と集まりながらコミュニケーションをとる」などといったアクティビティをエスフレイジでつくっていきたいと考えています。

 

中井の一言コメント

今回のインタビューを通して、エスフレイジさんが文化体験や人との関わりを大切にする「コト消費・コト観光」を重要視していることがよくわかりました。

そしてコロナ禍においても、世の中の流れに柔軟に対応し新しいことに挑戦しようとする意志を感じ、とても感銘を受けました。

永井さん、この度は取材に応じてくださり本当にありがとうございました!

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